患者様の投稿

~みどりのかぜ~
平成26年7月20日 277号より

『ヘルニア記念日』
第3病棟 Y・Y様

5月15日に入院しました。私の誕生日で、主人に言わせると「今年からヘルニア記念日(笑)」
以前からの腰痛が酷くなり大腿部まで痺れるようになったので、14日にMRI撮影をしました。その直後に腰から右下肢に泣くほどの痛みを感じ動けなくなってしまいました。次の日に紹介されたこちらの病院に入院させて頂く事になりました。
手術はしたくないと言う希望を伝えた所、ブロック注射での治療を提案頂きお願いする事にしました。
最初は痛みで動けず、全てベッド上での生活でしたが、注射をする度に痛みがとれていき、今ではほとんど痛みを感じずに歩けるようになりました。
先生を始め、看護師の皆様、助手の皆様のサポートのお陰です。
入院生活も同室の方々に恵まれ、手芸をしたり、お茶をしたりと楽しくすごせました。食事も美味しかったです。
そして一歳前の子供を預かってくれた主人の実家、私の青森の実家にも感謝しています。
何より、今回の入院であちこち環境が変わり、不安な思いをさせた子供に謝りたいです。退院したらいっぱい甘えさせてあげちゃいます(笑)。
本当にイロイロな方々に支えていただいた入院生活でした。
一生忘れられない誕生日(ヘルニア記念日)になりました。
もうすぐ退院です!!

『日本の医療制度に感謝』
第5病棟 Y・K様

ゴールデンウィークが終わって間も無く一週間の予定でバリ島へと旅立ちました。バリへは8回目の旅行、ライフワークの寺院巡りの日程も終えた帰国前日の朝、不注意による転倒で背中を強打してしまいました。インドネシアのバリ島は日本の様な医療を受ける為には自力で病院を探し、自力で救急搬送の手配をしなければならないのです。日本に居る息子に自分の状態を伝え、病院の手配を頼み入院できたのは転倒から20時間以上が過ぎていました。
入院した先は外国人専用病院であり日本人スタッフによるサポートを受けることが出来ました。病状はともかく、少しでも早く帰国し、安心して治療に専念できる迄回復することが入院の目的でした。11日間の入院後、特別サポートを受け車椅子で帰国。どうにか仙台へと戻り、国内で怪我の診察を安心して受ける幸せを改めて感謝しつつ仙台整形へ…。
看護する人のプロ意識、医者の知識と経験からの治療、患者の心をいやす食事のサポート、安心して入院治療を受けることが出来る日本の健康保険システム、救急車を呼ぶことが普通に出来る体制、全てが当然の様にあてがわれている私達日本人の生活は、各々のプロ意識と日本人の工夫と高みを目指す姿勢の表れなのだと改めて考えることが…。
追記、バリの医者の診断では思いの外、軽い病状でしたが、仙台整形での診断では決して軽くはない圧迫骨折との事。ふり出しに戻り、本当の治療が本当のプロフェッショナルの方々のもとに始まり安心しています。早く元気になり普通の生活に戻るのがいつになるのか、目下の楽しみです。

『入院、手術を経て』
第4病棟 S・I様

私が初めて腰椎椎間板ヘルニアと診断されたのは、十六歳の時でした。
二十一歳の現在に至るまで、痛くなっては落ち着いて…を繰り返し、3度目の再発で入院・手術となりました。手術という結論を出すまでに、何日も悩んだ記憶があります。ですが、日常生活はおろか歩くこともままならない状況の私は、手術に対する不安よりも、一刻も早くこの痛みから解放されたいという思いでいっぱいでした。
入院日が決まり、手術が終わるまでの時間はあっという間に過ぎていきました。「早く手術をしてほしい」という私のわがままを聞いて下さり、病院側の皆様にはとても感謝しております。
術後は、日々喜びと発見の連続です。痛みがあるということが普通になっていた私には予想も出来ないことでした。「当たり前のことを当たり前に行える」そんな毎日が幸せでたまりません。
入院生活は初めてのことばかりで戸惑うことも多々ありましたが、長い人生の中で良い経験が出来たと今は思っています。そんな風に思うことが出来る様になったのも、先生をはじめ、看護師さんや看護助手さん、理学療法士さん、同室になった同じ患者さん、そして入院生活を支えてくれた家族、私に関わって下さった全ての方々のおかげです。
やっと取り戻すことの出来た当たり前の日常に感謝をし、四度目が無い様、私自身努力をしていこうと思います。
重ね重ねになりますが、私が三度目のヘルニア、そして入院・手術を乗り越えられたのは、皆様の優しさと気遣いがあったからです。本当にありがとうございました。

『感謝感謝』
第3病棟 H・A様

私は、平成二十六年六月二十二日にサッカーの試合で左肩鎖関節を脱臼し、同時に二本の靭帯を断裂させてしまいました。二十一年間サッカーをしてきましたが、一番の大ケガになってしまいました。
手術をするか、手術をせずに治すか、本当に悩みました。悩んでも結果をなかなか出す事が出来ない私に妻が一言。「仕事の事やお金の事で悩んでいるの?また大好きなサッカーを思いっきりプレー出来る様に今のうちに手術して、しっかり治す事だけ考えなよ!!」と言ってくれました。九月に二人目の子供が産まれる為、仕事の事やお金の事で頭がいっぱいになっていた私の背中を押してくれた。妻と出会って十四年。出会った頃からサッカーばかりしていた私をいつも側で支えてくれた妻。結婚してからもサッカーを応援してくれる気持ちに変わりはない。そんな妻に改めて「ありがとう」と沢山伝えたいし、感謝の気持ちを返したい。
一日でも早くケガを治して家族を支えたいし、支えてくれた家族にまた元気にサッカーする姿を見せたい。その気持ちをモチベーションにして、治療とリハビリを頑張ります。
九月に妻の手を握り、少しでも楽に出産してもらえる様に、今度は私が側で支えようと思います。

『ありがとう』
第4病棟 M・Y様

平成26年3月5日の夜に、ちょっとした事故に合い「左膝蓋骨骨折」と診断されました。翌日に、この仙台整形外科病院に入院させて頂きました。入院時は足がピーンと真っ直ぐに伸びたままで、少しでも角度をズラすとかなりの激痛が走り車イスにも乗る事ができず、手術を待つ一週間は、ただただベッドの上で情けない気持ちでいっぱいでした。職場も家族もかなり多忙な年度末に、私の怪我により沢山の方にご迷惑をかけてしまったという罪悪感…。「仕方ないんだ」と思えるまでとても時間がかかりました。
しかし、2ヶ月の入院生活の中では、男女、年齢問わず様々な方と出逢いました。私は年をとったらどんなお婆ちゃんになるのだろう?と考えるくらい個性的な元気な?お婆ちゃん方(笑) 私の話しをうなずきながら一生懸命聞いて下さるお母さんの様な方、知らない事を教えて下さるお父さんの様な方、そして…不思議なくらい気を遣わなくても通じ合う、ちょっとシャイだけどとてもチャーミングな女子大生。現在も娘の様にお付き合いをさせて頂いています。
怪我の痛みもそれによる心の痛みも人によって違い、入院生活は大変なものでしたが、前向きに考えれば、この怪我をしなければ出逢えない方々に出逢えた事は私にとって人生の中で、人という宝物が増えたのだと思います。 丁寧に怪我の説明をして頂き手術をして下さった鈴木先生。骨の大切さを根気強く教えて下さった國井先生。気さくに声をかけて下さった看護部長さん、4Fの師長さん。お忙しいお仕事の中、夜勤もこなす看護師の方々。ナースステーションから時々聞こえる楽しそうな笑い声に、何故かホッとしました。更に、明るく元気にテキパキと仕事をこなす看護助手さん。たくましい! 本当にありがとうございました。そして、リハビリ室の先生方。若い先生からベテランの先生まで個性あふれるリハビリをありがとうございました。患者さん達は、皆、治るという希望を持ってリハビリ室に通います。リハビリ室ではどの患者さんも痛いけれど表情が和らいでいる様でした。 私も担当をして頂いた理学療法士の千葉先生には大変お世話になりました。怪我についての不安や悩み…その他ちょっとしたグチまで、いつもきちんと耳を傾けて聞いて下さり誠実に一つ一つ、アドバイスを頂きました、本当に感謝しております。これからも仙台整形外科のリハビリ室は、怪我のリハビリと心のリハビリが出来る場所でいて下さる事を願います。 どの会社もそうであるように、各々の仕事、役割に責任を持ち、こなす事で組織は成り立っていくのだと改めて感じました。このような素敵な病院が家の近くにある事はとても安心です。地域に根付きながら、県内外でもこの病院の良さが広がっていきますようにと願っております。
沢山の方々、皆さんに心より感謝申し上げます。
ありがとう。

『素敵な出会い』
第5病棟 かしまし娘?様

よくぞ出会えた仲間達!
皆それぞれが手術や長い入院生活への不安を抱えながら一日一日を過ごしていましたが、時に励まし励まされ、楽しく語らう日々の中で、いつの間にかそんな不安はどこへやら。今まで味わったことのない心の癒しを得たことに、感謝感激です。
言うまでもなく諸先生、看護師スタッフの皆々様の温かい看護により皆リハビリに精を出し、歩けるようになりました。
これからの人生、病室から見える夜景のようにキラキラ輝かせて生きたいと思います。
大変お世話になりました。
ありがとうございました。

『動けることの幸せ』
第3病棟 K・N様

いつものように私は駅に向かってバイクを走らせていた。「ん!膝が痛い!」突然右膝に痛みを感じた。足を伸ばすことも地面に付くことも出来なくなった。片足で何とか歩道にバイクを乗り上げ、家族に電話をし迎えに来てもらい病院へ…。
診断は「右足半月板損傷」
今、こうして手術を終えて退院間近になって考えることは、忙し過ぎる毎日を送っていると休まなければならない時期が必ず来るということ、無理を続けると必ずどこかにしわ寄せが来るということだ。」
家族六人、イヌ一匹、ネコ二匹、カブトムシに金魚。掃除、洗濯、食事の支度、買い物と家事の一切合切とペットの世話をしながら仕事をしていたのだから、体にガタが来るのは当然だろう。」
この入院をいい機会にして、神様がくれた私の夏休みを満喫しようと思う。そして、動ける事の幸せを噛み締めようと思う。

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